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展示作品にかびが発生した新潟市美術館(北川フラム館長)で、今度は企画展示室の1室でクモや甲虫類の昆虫などが約40匹確認されていたことが、関係者の話で分かった。美術専門家は「虫は所蔵品の天敵」と指摘。相次ぐ問題発覚に同館の管理レベルを疑問視する声もある。同館は今春、中宮寺や法隆寺が所蔵する国宝や重要文化財の仏像の展示を予定している。【立上修】
複数の関係者や目撃者によると、確認されたのはクモや小さな甲虫など。いずれも館内の「企画展示室3」で見つかった。 大関洋一副館長の説明によると、クモは2月20日、開催中の企画展「新潟への旅」で同室に展示した「エコ電動カート」から発生した。このため、同室内の展示作品をブルーシートで覆い、市販のくん煙殺虫剤をたいた。しかしクモの発生は収まらず、ソーラーパネルを取り付けたボックスの配線から卵も見つかり、25日夜に屋外展示に切り替えたという。 大関副館長は「クモは文化財害虫ではない。ほかの虫については調査中だが、あってはならないこと。環境対策を徹底したい」と話している。 同館では09年7月、「企画展示室1」と「企画展示室2」で制作された土塀状の作品などにかびが発生。10月5日から12日間、かびが発生した展示室の空調機を消毒、天井や壁面などのふき取りとカーペットのクリーニングをしていた。しかし元府中市美術館長の本江邦夫多摩美術大教授は「虫は移動するので、発生したとすれば館内全体を薫蒸して清める必要がある」と指摘。館内を密閉し、ガスによる殺菌・殺虫が必要で1週間以上かかるという。 新潟市美術館は4月24日から中宮寺の国宝「菩薩半跏像(ぼさつはんか )」など国指定の仏像計14点を展示する企画展「奈良の古寺と仏像」を開催予定(菩薩半跏像は5月25日から展示)。 【関連ニュース】 天皇陛下:内井昭蔵回顧展を鑑賞 世田谷美術館 黒川文雄のサブカル黙示録:独玩具展示会で感じた中国パワーの台頭 かながわ遊ナビ:氷川丸完工80年記念し企画展−−27日から横浜で /神奈川 ひな人形展:美しさに見とれ、150点−−羽後町歴史民俗資料館 /秋田 タウンたうん:大興善寺写真コンの作品展−−基山 /佐賀 ・ 強盗致傷を窃盗と傷害=適用罪名変更、裁判員判決−さいたま地裁(時事通信) ・ 原口総務相、ツイッターで津波情報流し弁明(読売新聞) ・ <大津波警報>「高台へ」「車で逃げない」「貴重品はあきらめる」…避難の心構え(毎日新聞) ・ 東大寺 春の夜焦がす「おたいまつ」 二月堂のお水取り(毎日新聞) ・ 有料化で犬猫引き取り半減、安易な手放しに歯止め(読売新聞) PR |
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